「e-POWER」搭載のノートは車種別年間販売台数第1位・セレナは第4位！

「e-POWER」を搭載するだけで売れてしまうという状況

日産の「e-POWER」という新しいパワーユニットを搭載したノート、セレナが売れています。いずれもニューモデルとしてではなく、ノートは2016年のマイナーチェンジ時、セレナは2018年に「e-POWER」搭載グレードが追加設定されたものです。

もともと最近の日産はノート、セレナは売れ筋モデルとはいえ、ノートにおいては発売と同時にいきなり月間登録台数1位となり、その後2018年の年間販売台数でもノートが第1位、セレナが第4位を達成するに至っています。

「e-POWER」登場以前の販売台数ではプリウス、アクアをはじめとするトヨタのハイブリッドモデルが上位を独占していたことを考えると、日産車として年間車種別販売台数1位、4位達成は特記すべきことといえるでしょう。日産車にとって、年間車種別販売台数1位達成というのは統計史上初ということで、まさに「e-POWER」は起死回生の一発だったといえます。

その理由としては、ニューモデルでなく、マイナーチェンジにおいてこれほど、販売台数が増加した要因には「e-POWER」が間違いなく関与しており、この新しいパワーユニットが日本でいかに受け入れられたかの証明にもなっていると思われます。

今後、ジューク、エクストレイル、マーチ等他のモデルにも「e-POWER」旋風は波及していくことになるでしょう。

そして、そう遠くない段階で、EVの時代に確実に移っていくことになると考えます。

ノートe-POWER 主なラインナップと価格

e-POWER 発売当初はグレードの設定が少なく、グレードの選択に困らなかったと思います。燃費稼ぎの「S」中間グレードの「X」高級仕様というか、静粛性も高い「MEDALIST」の３つですが、実質は「X」と「MEDALIST」の2グレードでした。

それとちょっと特殊になるのですが、AUTECH が扱っている「モードプレミア」「nismo」がありました。これは「X」ベースで、普通のノートとはちょっと違うプレミア感を施したものです。オプションであとから出てくる「nismo」と同じ足回りの「ツーリングパッケージ」をプラスできるものです。

そして２ヶ月遅れで、追加されたスポーティなエクステリアと、ファインレスポンスVCMやボディ補強、サスペンションもチューニングされた「nismo」。これらAUTECH のものはある種の改造車的なもので、持ち込み車検になります。といっても、ユーザーにとっては減税もかわりませんし、あまり関係ありませんが・・・。

e-POWER 登場から２年以上たってますが、この間、「ブラックアロー」「シーギア」が「X」「MEDALIST」に追加、２モーターの4WDも追加されています。当初の「モードプレミア」は「AUTECH」に、セレナのe-POWER を搭載したハイパワーモデル「nismo S」も追加され、ずいぶん多彩な車種構成となっています。実際どれにするか迷ってしまうかもしれません。装備面ではマイナーチェンジでオートクルーズコントロールがオプション設定できるようになりました。

現在の主要グレードと価格をお知らせします。車の価格はずっと以前は交通費の関係か地区によって価格が異なっていましたが、最近では日本全国統一されているようです。

日産ノートe-POWER

セレナe-POWER 主なラインナップと価格

ノートe-POWERの豊富なバリエーションに比べてセレナはシンプルで、わかりやすいといえます。「X」「ハイウェイスター」の2種類にそれぞれ豪華仕様の「V」をプラスした4タイプになります。セレナにもノート同様、「AUTECH」には「V Package」「Safety Package」の2タイプがラインナップされていますが、「nismo」の e-POWER の設定は今のところありません。

日産セレナ e-POWER